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国立北区商店会

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国立市の中央線より北には3つの商店会があります。そのうちの1つが国立北区商店会。ちょうど東西の中心あたりに位置しています。2010年に創立50周年を迎えました。

国立北区商店会がすごいのは、毎年9月に行われる商店会のお祭り「ワイワイまつり」で、メインストリートを歩行者天国にしてしまうところです。交通規制された道路では家族向けの催し物が行われます(輪投げ、子ども神輿、お囃子、チンドン屋、どじょうすくい、コップゲーム、綿あめ、路上ライブなど)。毎年たくさんの人で賑わっています。2015年のワイワイまつりは9月12日に開催されます。

また年末には歳末大売り出しも実施。商店会店舗でお買い上げごとに渡される三角くじをめくって、はずれなしの金券が当たります。

事業所名 国立北区商店会
オーナーまたは代表者 羽場昭男商店会長(ヘアーサロンコスモ)
住所 東京都東京都国立市北2丁目13−31

「第二回くにたち写真コンテスト」結果発表!

わずか4カ月の短い募集期間にも関わらず163作品ものご応募がありました。

平成27年9月6日(日)に審査が行われ、第四次最終審査の結果、次の11作品が選ばれました。

表彰式は平成27年9月22日(火・祝)にくにたち市民芸小ホールにて行われ賞状と代表者の方から各賞が手渡されました。

今回も優秀作品が多数のため第三次審査を通過した作品を佳作として取り扱い入賞作品と合わせて展示していきます。

 

展示:平成27年9月22日(火・祝)~9月30日(水)国立市役所ロビー

 

(以後決まり次第お知らせします)

 

入賞作品一覧

国立市観光まちづくり協会理事長賞 公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団理事長賞
「我らカラフル応援団」清水慎

<寸評>
今日は運動会。椅子に掛けられた、たくさんのカラフルなリュック。それを応援団に見立てた発想が面白い。正面からスパッと写し込んだ撮影態度に拍手。青空と白い雲も、子どもたちのはずむ心を象徴して清々しい作品になりました。

朝陽が眩しい「風の球体」阿部 吉宗

<寸評>
地球を模した彫刻があたかも生命体のように生き生きと表現されています。二人の人物がよいタイミングで捉えられ、桜の黒い幹が画面をグッと引き締めてとても効果的。季節感のある爽やかな作品です。

国立市長賞 国立市商工会会長賞
「あじさい祭りの紅わらべ」設楽 誠一

<寸評>
紅白の衣装を着た4人の童女。そのたたずまいがとてもまばゆい。左端の子は余裕の笑顔、右の3人はやや緊張気味。その対比がおもしろい。池に映った子どもたちの姿も神秘的で、まるでドラマの一場面を見ているような作品です。

 

「出動!」藤田 泰弘

<寸評>
右に真赤な消防車、左には「ようーし!」と力強く走る青服の消防団員。”静と動”、”赤と青”のコントラストが見事です。余分なものを除いて画面をスッキリと仕上げたので緊張感のある作品になりました。

 

国立市商業協同組合理事長賞 国立商工振興株式会社賞
「まと火の宴」末永 皓

<寸評>
帯状の文字が燃え上がり、闇夜が真っ赤に染まる。中央にひっそりと並ぶ数個の太鼓、手前にはお揃いのハッピを着て座る子どもたち。ドラマチックで、詩情あふれる作品です。

 

「武蔵野の森の小さな小屋」野口 栄

<寸評>
森の中にたたずむ小さな洋館。訪れた幼児が今まさに扉を開けて部屋の中へ・・・。思わずスーっとおとぎの国へ引き込まれそうな作品です。幼児のしぐさも可愛く赤ヘルメットがとても印象的です。

 

東京多摩青果株式会社賞 多摩信用金庫賞
「ひとりぼっちの朝に」松尾 賢一郎

<寸評>  
じっと獲物を狙って動じないゴイ鷺。まるで思考する哲学者のような風貌が面白い。卵型のからだにハリねずみのような羽、赤く鋭いくちばしなどがシャープに表現されています。鳥の足元から広がる波紋も美しい。

「そうだ・谷保天神に行こう」藤掛 祐男

<寸評>
ちょっと古風なトウ製のうば車に乗った2人の幼児。パパの足取りも軽やかに・・・。笛や太鼓のお囃子がこの親子を祝っているような微笑ましい作品です。熱心に笛を吹く人の気持ちも伝わってきます。

国立歩記賞 国立歩記賞
「「タクリー号」発進」小川 清成

<寸評>
ブルーのボディーにタテの赤いラインが効いているクラッシックカー。車の後方から大胆に写した表現が斬新です。助手席に乗った女性の白いブーツと車体に映った林の光が印象的です。

「カブトムシを捕まえにいったら亀に遭遇」田中 一嘉

<寸評>
カブト虫の角を持って一心に遊ぶ子ども。手前には首をすくめた亀が・・・。両者は互いに無関心というのがおもしろい。ローアングルで撮ったので、亀と子どもの頭が強調され、ユーモラスな作品になりました。

 

国立歩記賞
「桜吹雪の街」竹内 正義

<寸評>
突然の桜吹雪!犬連れの二人の衣服、植木、ポールなどに無数の花びらが降りかかり、見慣れた街景色が一変。一瞬を逃さずにシャッターを切ったことが評価できます。左奥を歩くもう一組の散歩する親子も、画面にリズムを与えて効果的です。

総評

審査委員長:写真家 小林定之

今回で2回目の写真コンテストです。アートビエンナーレと共催となり「彫刻のある街」の応募も行いました。皆さんの熱意が伝わる作品が多数寄せられ、将来につながる幅の広がりを感じました。
入賞作品には、正面からスパッと切り込んだ撮影、偶然性も取り込んで生き生きと描写、”静と動”の対比、スッキリとした画面構成、ローアングルからの表現、ユーモラスな被写体の発見など、工夫と努力のあとが見られました。
惜しくも選に漏れた方々はそれらを参考にして、”兎に角たくさん撮る”ことを心がけて下さい。写真で何かを表現したいという熱意をもち、日々精進を重ねればきっと素晴らしい作品が生まれるものと思います。
皆さん、写真を通して”わが街国立”の素晴らしさを再発見してみませんか。応募者のたくさんの力作によって、次回が更に、質量ともに豊かなコンテストになるように願っています。

佳作作品一覧

スタートダッシュ武市 眞 彫刻から桜を(国立らしさ)/彫刻テーマ和賀 一 かくれんぼ榎戸 征治 点火中尾 美晴
にぎやか泥歩松本 直光 虎視眈々堀江 澄信 闊歩!小林 正弘 雪の道の親子越谷 信弘
国立大学通りクリスマスイルミネーション吉野 峯太郎 夏の思い出佐藤 芳孝

第2回くにたち写真コンテストの募集要項はこちら
http://kunimachi.jp/kunimachi-jigyo/photocon2015/

「くにたち桜守」代表・大谷和彦さん|くに達人 ~国立のすごい~

 

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「くにたち桜守」を始めたきっかけ

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大谷さんが「桜守」を始めたのは、今から20数年前に友人と大学通りを歩いていた際に、車にぶつけられた桜の樹皮が大きく剥がれているのを見付けて、市役所の相談窓口に問い合わせをした所、係りの人に「ええ、知っていますよ。でも傷ついた桜でも毎年、花を咲かせるので大丈夫です。」と返答されたことがきっかけだという。正義感の強い大谷さんはさっそくその春の「くにたちさくらフェスティバル」の実行委員に立候補をした。併せて、国立の街にある桜がどのような経緯で植えられたのかを調べるようになった。その結果、大学通りの桜200本は昭和9年から10年にかけて、谷保村(当時)の青年団と国立町会の人たちによって植えられたと判明した。また大学通りと交差している桜通りの桜200本は、昭和41年から車道に沿って植えられたもので、春にはその見事な桜のトンネルを見る為に多くの人たちが集まって来て、交通渋滞になるほどだという。

10592324_791198254307444_221827062_n初参加の「くにたちさくらフェスティバル」では、「くにたち桜物語」のタイトルで国立の桜の由来や痛んだ桜の写真をパネル展示するなどした。フェスティバルへの参加3年目には桜のポストカード(300円)を販売して、そこで集めた収益金で傷ついた桜の樹の薬を買うことが出来た。大谷さんらの地道な活動が実を結んで、参加6年目には桜の保全活動に1.000人の市民が参加するようになった。

翌年2000年には国立市から補助金も下りたので、「枯れ枝を切る」「傷口に薬を塗る」などの本格的な桜のドック事業を展開すべく「くにたち桜守」を立ち上げた。

 


 

桜の声を知っていますか?

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「くにたち桜守」代表の大谷さんは、現在、国立市内にある6つの小学校と2つの中学校、そして1つの高校の約3.000人の子どもたちに、「桜守」および「環境問題」に関する出張授業を実施している。「環境問題」と一口にいっても、小学校に上がり立ての新1年生たちには理解できないので、五味太郎さんの「みんなのうんち」(福音館書店)の読み聞かせをしながら、まずは「ミミズのうんち」の話から始めるという。授業を進める中で、子どもたちには「桜の声を知っていますか?」「桜の樹はなぜ枯れるのかな?」などの問いかけもしていく。

授業は1~3学期、つまりは一年を通して実施されている。活動は多岐にわたっており、広い範囲に浅く根を伸ばす習性のある桜の樹の根元が踏み荒らされない様に、そして土がフカフカになる様にと菜の花の種を蒔いたり、肥料を蒔いたりもする。

 


”五感で感じる”体験が大切

11068790_791197490974187_636865775_n大谷さんは「桜はあくまでも“きっかけ”に過ぎず、素敵な桜並木に出会うと心がホッと和んで、花や木や小さな生き物などの自然や、周りの人たちへの思いやりを持てるようになる。」と語る。実際に小鳥や蝶やトンボなどの小さな生き物たちが棲める環境は人にとっても良い環境で、国立市内には桜並木だけでなく、矢川の清流やハケの湧き水などもある。大谷さんは「桜守」の授業の一環で3月などの春先に、実際に子どもたちに裸足になって矢川の清流に足を浸して、その体感温度を味わってもらうなどの体験もさせている。水に入った子どもたちは「想像していたのと違って、湧き水は温かいなあ」と素直に感動を表す。

こうした「桜守」の授業を受けた子どもたちは、桜並木の下に置く立て看板を積極的に製作したり、作業に勤しむ大谷さんや他のボランティアのメンバーたちを見かけると「こんにちは!ありがとうございます」と自然と声を掛けて来る様になる。大谷さんたちの活動や子どもたちの立て看板がきっかけとなって、桜の花見時のゴミも従来の10分の1に減ったという。

「素敵な景観を未来に遺して、次の世代へ繋げて行くことが何よりも大切」という大谷さんは、今日も元気に市内を飛び回っている。

(取材・記事 伊藤万理)

 

「くにたち桜守」http://www005.upp.so-net.ne.jp/k-sakuramori/

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日本一のバーテンダー 高野亮さん|くに達人~国立のすごい~

日本一のバーテンダー 高野亮さん|くに達人~国立のすごい~

 


 

日本一のバーテンダー 高野亮さん

 2014年7月13日(日)コートヤード・マリオット銀座東武ホテルにて “全国カクテルコンペティション2014″が開催された。 本年度で12回目を迎えるこの大会。国立市東のバー”ジェムストーン”のバーテンダー 高野亮さんは、通算10回目のエントリーで見事最優秀賞である、MVB(モストバリアブルバーテンダー)を勝ち取った。 ※全国カクテルコンペティション2014 主催:NPO法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO) 詳しくはこちらをご覧下さい。»毎日新聞デジタル

 カクテルコンテストと聞くと、美味しいオリジナルカクテルの味やアイデアを競うものと 思っていたら大間違い。 味の創作だけでなく、そのカクテルのコンセプト・タイトル・コピー・ビジュアルデザインから アルコールに関する専門的な知識、技術の熟練度、接客サービス等、 バーテンダーという職業に関わるすべての力が試される。 業界内では最高峰の栄誉となるMVB(モストバリアブルバーテンダー)に輝くためには、 日々の勉強の積み重ねと、実践の中での技術の修練・研鑽が必要。


【予選審査】

①筆記試験

アルコール全般(カクテル・ワインetc~日本酒の製法にいたるまで!)に関する出題に回答し点数を競う。

②創作カクテルの審査

ステージ上でオリジナルのカクテル5人分を作る。 制限時間は4分間。 それを超えると減点となる。

②創作カクテルの審査 

審査員は選手の目の前に座り一挙一動を見つめる。

シェイカーの振り方やリズム他、 技術面の審査の後、出来上がったカクテルは

すぐに審査員の元へ運ばれテイスティングタイム。

味に対しての採点が行われる。

今回の挑戦者は24名、次々と壇上に上がり渾身の1杯を作る。

 

実技を終えた選手全員がステージに並んだところで、各賞の受賞者及び決勝進出者の発表が行われる。

高野さんは、味の評価において最高得点をマークし、見事「作品賞」に輝いた。

続いて技術面での第1位「ベストテクニカル賞」の発表、そしていよいよファイナリスト

【総合得点で上位5位までの選手】の名前が読み上げられていく。

高野さんも名前を呼ばれ無事通過!目指すは優勝だがまずはここでホッと胸をなでおろす。


【決勝審査】

10分間の接客審査。

実際の店舗さながらのカウンターでお客様の入店をお迎えするところから始まる。

お客様は二人組。 審査直前にその間柄の設定が伝えられる。

「上司と部下」「取引先と営業担当」「久しぶりに会った親子」他。

その関係性をふまえての気配りや心地良い会話でのおもてなし、的確なお酒のセレクト…と、

上質なサービスが提供できているのか?が採点の対象となる。

ちなみにこの審査、お客様の設定は毎年変わる。また、他の選手の接客を見る事はできない。

前もって対策をとる事はできないし何が正解かもわからない。

昨年度、高野さんは総合得点第1位で予選を通過していた。

しかし!接客試験では思うように評価が得られず優勝を逃していた…。


「悔しくて悔しくて…」傷心のまま迎えた夏休み。

母親の故郷である新潟県の津南を訪ねた。
十数年ぶりに目にした田園風景、そのあまりの美しさに胸を打たれた。

田園風景

とりわけ水田や作物の綺麗な緑に驚き、その時「これだ!」とピンときた。
1年後のカクテルコンペティションへ、新たな挑戦がスタートした瞬間だった。

【ラ・コリーヌ 緑の丘】

オリジナルのカクテルを仕上げるまでには1年を要します。
心に浮かぶイメージからテーマを定め名前をつけ、どんな色の、どんな味の、カクテルに仕立て上げるか?試行錯誤を重ねていくのですが、毎回、全くゼロからのスタートとなる創作に苦労しています。

←田園風景にヒントを得た今年度の作品【ラ・コリーヌ 緑の丘】

ちなみに惜しくも優勝を逃した昨年は「オンブラージュ 木陰」というタイトルで「国立の大学通り」をイメージしたものだったそう。そちらも是非いただいてみたい!

 


 

接客審査の様子
接客審査の様子

長年の挑戦が実り、最優秀賞をいただいた今だから言える事ですが、

接客審査では、普段通りの自分でいる事が難しい。

いつも以上に 良く見せようとしてついがんばってしまうのです。

緊張して肩に力が入ったり、気負いから笑顔を失ってしまったり…。

それではお客様もくつろげなくなってしまう。

お客様にリラックスしていただきたいと常日頃から願っているのに、

本番ではそれが出せず…。

普段通りの明るく、楽しく、気取りのない会話をし、ありのままの自分を出せれば良いのだ、と心に言い聞かせて今回は挑みました。
恩師や先輩・お客様からも「かっこつけず元気良く行って来い!」とたくさんの励ましをいただきました。
その応援に答える事ができて本当に良かったと思っています。

最優秀賞受賞!

 

モストバリアブルバーテンダー受賞者の発表は

300人の観客が立会う中行われる。

「高野亮さん!」と呼ばれた瞬間、国立からの

応援団の皆さんは歓喜に沸いたそうだ。

そんな現場に居合わす事ができるなんて

なんともうらやましい話ではないか。

 

全国カクテルコンペティションの優勝者は、その後1年間、プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO) の様々なイベント等に出演する事になっています。9月には、バーテンダーさんが集まるセミナーの講師として講習や実技指導を行う予定。

1度優勝するともう出場できないので、次の目標としては、ジェムストーン
ここGEMSTONEから多摩地区で2人目の優勝者を出す事、
後輩のバックアップに力をいれていきたいです。
自分自身もまた別の、メーカーさんが主催する大会などに
挑戦していきたいと思っています。
チャレンジは続く…終わりのない仕事ですね。

 


 

高野さんのご趣味は野球。 高校時代には甲子園を目指しておられたそうだ。
ポジションはピッチャーと聞いて、「ああそうか!」と腑に落ちた。
キャッチャーミットの真ん中に気持ち良くおさまるストライクボール。
1球1球が勝負、同じくカクテルも4分間の真剣勝負。
お客様とのキャッチボールから生まれたその1杯は、胸にズバッと響く。

 

旭通りの靴屋さん「一歩堂」の店長 川井さんは、お休みの前日には、必ずジェムストーンへ行くと言う。
1週間がんばった自分へのご褒美だそうである。 いくつかのキーワードを伝え後は高野さんにおまかせ。
川井さんの好みや、その日の気候、他を配慮しつつセレクトされるお酒には、いつも驚きと感動があるという。 必ずや至福の時をもたらしてくれるという信頼がそこにある。Blog » 1 2

 

行きつけのBarがある、と聞けばうらやましいと思う。 そこには自分の知らない楽しみがあるのかも?
だが、一人でお店に入るのは難しい。 毎日仕事や生活に追われ、失敗のないように一日を過ごす事でせいいっぱいなのだ。慣れない事をして緊張したり要らぬ恥をかくのは嫌だ。
しか~し!今回取材をしてみて、そんな下らない見得のために人生の楽しみを一つ減らしていたかもしれない?と気づいてしまった。(汗)

バーには、どんなお客様にも、その人にとって最高の1杯を出して、もてなそうとしてくれるバーテンダーさんがいる。

そして国立には、日本でNo,1の高野さんがいる。幸福。

「Bar Gemstone」東京都国立市東1-18-7 ぐらんぽると国立 1F